家づくりコラム
工務店紹介
2023年03月27日
理想の家づくりを叶える工務店vol.2|お客さんの熱量に応える技術力と、建築家との家づくり/マブチ工業(浜松市中央区)
これから家づくりを検討する方へ向けて、工務店の魅力を紹介する連載企画です。第2回目は、マブチ工業さんです。
CONTENTS
1. 連載のごあいさつ
2. 培った技術力を家づくりに活かす
3. お客さんの熱量に応えるサービス「ASJ」
4. 「工務」担当が家づくりの要
5. 時代のニーズに合わせた暮らしの困りごと相談
6. 【担当者からコメント】村松克彦さん
1.
連載のごあいさつ
県西部の遠州地域を中心に活躍する工務店は数多くありますが、なかでもHomeがおすすめする工務店は、地域性を考慮したうえで、暮らす人に寄り添って家づくりを提案してくれる工務店ばかりです。とはいえ、それぞれどんな特徴を持った工務店なのか、もっと知りたいことがあるはず。そこで、これから家づくりを検討する方に、工務店の熱い想いやこだわりについて知っていただき、家づくりの心強いパートナーを見つけてほしいという願いを込めて、その会社の魅力を紹介する連載をスタートしました。
2.
培った技術力を家づくりに活かす
今回訪ねたのは、浜松市中央区にあるマブチ工業さん。社名に「工業」という文字がつくため、大きな工事を得意とする企業というイメージを持ちますが、それは会社の沿革が関係しているようです。
同社の設立は38年前。初代の馬渕正利さん(現・代表取締役社長)が鍛冶工として個人事業を始めた後、長年大型建造物の工事を得意としてきました。なぜ住宅事業を始めたのか、住宅部統括の馬渕将実さんに話を聞きました。
「マブチ工業は、これまでさまざまな大型建造物の工事において高い安全性や品質の要求に応えてきました。ただ、私たちの仕事を評価してくれるのは発注元であるゼネコンの担当者の方たちでした。せっかく培ってきた高い技術力をたくさんの方に喜んでもらえるようにしたいと、住宅事業をスタートさせました」
住宅事業を始めて19年。その間必要なノウハウは十分に蓄積してきたという。そこで気になるのは、同社の住宅事業で生かされる「技術力」とは一体どんなところなのかということ。工務部部長の村松さんにお聞きしました。
「私たちは、建築家との家づくりを専門にしています。そこで求められることは、建築家の設計図を施工図に書き起こし、現場で忠実に施工することです。ただ、建築家には強いこだわりがあるので、設計図を見ても簡単に施工できるものばかりではありません。もちろん、そのまま図面を形にすることもできますが、私たちは施工の技術に自信があります。また、アフターメンテナンスまで責任を持っているため、お客さんにより良い住宅をご提供したいと考えています。ですから建築家と対等に、ときにはこうしたほうがいいとこちらから意見を出しながら進めています」。
これまで大きな工事現場で高品質の技術を実現してきたからこそ、設計力の高い建築家と高水準でのタッグを組むことができる。マブチ工業さんらしさを十分に活かした住宅事業だと言えます。
3.
お客さんの熱量に応えるサービス「ASJ」
同社の住宅事業は、建築家ネットワークであるASJ(アーキテクツ・スタジオ・ジャパン)に加盟していることが特徴です。全国展開しているこのネットワークシステムを利用することで、お客さんが得られるメリットはどんなところなのでしょうか。
「『建築家を選べるフルオーダーメイド』というASJのコンセプトがそのまま一番のメリットですね。登録している建築家の数がとにかく多い。登録している建築家は全国に約3000人いて、どの地域からでも好みの建築家を選ぶことができます。そして選んだ建築家と家づくりにとことんこだわれることがASJの特徴だと思います」と馬渕さん。
マブチ工業さんでは、こうした建築家とお客さんとのマッチングに力を入れている。定期的にイベントを開催してさまざまな建築家と出会う機会をつくったり、お客さんのライフスタイルや好み、相性などから最適な建築家を紹介したりと、家づくりのパートナー選びには手厚いフォローを行っている。設計契約まで建築家を変更できることも安心です。
たしかに設計者選びは重要だが、その後のプロセスにも特徴がある。それは、打ち合わせ回数がとても多いということ。
「計35工程の打ち合わせを、それぞれのプロフェッショナルがチームを組みながらお客さんの家づくりをサポートしていきます。なかでも建築家との打ち合わせは納得のいくまで重ねるため、その間に描かれる設計図は何十枚にものぼります。設計図をもとに半年から一年かけて打ち合わせしていきます」。
それだけの打ち合わせがあると、お客さんが負担を感じてしまうのではないか。住宅事業の立ち上げから関わる管理部統括の星野裕香さんは、これまでASJのシステムを利用した家づくりの様子を教えてくれました。
「家づくりのプロセスを心から楽しまれている方が多いですね。建築家はお客さんの理想の暮らしを形にするために、普段はどんなライフサイクルでどのように暮らすのか詳細にヒアリングします。ですから、ときには面倒に感じることもあるかもしれません。ただ恰好よい家が欲しいだけだったらトゥーマッチになるところが、だからこそ、お客さんが家づくりに本気でコミットしていくきっかけにもなる。現場が始まると毎日見学に来られる方をよく見かけますね」。
各プロフェッショナルとの打ち合わせを重ねるごとに、お客さんの家に対する想いがどんどん高まっていき「いっしょに作品をつくる」という1つのチームになっていくと話す星野さん。その熱量に応える際に活かされるのがマブチ工業さんの「技術力」なのです。
4.
「工務」担当が家づくりの要
多様な建築家と家づくりを続けてきたマブチ工業さん。それができたのは、高い技術力とそれを担う「工務」という役割が同社の中でしっかりと機能しているからだと言います。では工務とはどんな仕事なのでしょうか。工務部部長の村松さんは次のように教えてくれました。
「工務は、お客さんが契約されてから完成まで一貫してサポートします。地鎮祭や上棟式などをスケジュールに合わせて予定を組んで進め、現場の管理、工程や予算の調整も行います。工事前から関わり、工事後も工務担当が常にお客さんの窓口になります。だから、お客さんとのお付き合いの内容が濃い。それがほかの工務店と一番異なるところです。営業担当が途中までサポートをし、現場が始まればまったく知らない現場監督や大工が家をつくるというやり方ではありません。最初から最後まで、建築家の意図を汲みつつ、お客さんに寄り添い家づくりをサポートする。それが工務担当の仕事です」。
お客さんに寄り添って家づくりをするのは、どの工務店も同じだろう。ただし、マブチ工業さんにおいては、工務担当がその役割を一貫して担っているのが特徴的だ。
「建築家の元、何十枚もの図面を見ているとお客さんの目も肥えてきます。より具体的に空間をイメージしたいとなれば、専門的な説明が必要になる場合が多い。そんなとき私たち工務担当者が常に間に入って、お客さんにわかりやすく説明し、理解してもらえるように心がけています」。
つまり工務担当は、建築家の言葉を「翻訳」しているということだろうか。建築家の意図をくみ取り、お客さんにも現場にも伝える。すべては満足のいく家づくりをするために、建築家とお客さんと現場をつなぐ人でもあるのだろう。そんな工務担当が家づくりの要となり、お客さんが安心して家づくりができるのが、マブチ工業さんならではの家づくりのポイントなのでしょう。
5.
時代のニーズに合わせた暮らしの困りごと相談
「完成したどの家を見ても、その建築家とその施主さん、そしてその土地だからこそできた形・家であるのがわかります。打ち合わせも多いからこそ、お客さんの思い入れが違う。最後は必ず施主さんに喜んでもらえますね」と話す馬渕さん。最後に、マブチ工業さんの今後の展望について聞きました。
「お客さんのニーズや時代の移り変わりが大きい中で、自分らしい家に住みたいという願いに応えることができるのかを考え、今後はリフォームやリノベーションの事業展開を計画しています」。
一方で、地域に根付いた工務店として独自に取り組んできたことがあるといいます。
「災害対策や防犯対策の部分でも情報提供を積極的に行ってきました。たとえば、誰でも利用していただける災害対策設備を完備しており、いざという時に地域の人に役立つ企業であることをめざしてきました。これからは超高齢化の時代にもなりますから、相続や空き家など、地域のおじいちゃんおばあちゃんの困りごとのお手伝いもしていきたいと考えています」。
マブチ工業さんでは、一時避難所として、防災備品・貯水タンク・炊き出し場・発電機などを備えている。地域住民にとっていざという時の拠り所になる施設だ。
地域で暮らすうえでの小さな困りごとから、家づくり、さらには大規模工事と、マブチ工業さんのお仕事は幅広く驚きます。
マブチ工業さんで家づくりを決める方は、たくさんの情報を収集したうえで納得して決められる方が多いと聞きました。そのように家づくりをより自分らしく、積極的に取り組みたい方は、一度マブチ工業さんへご相談されてみてはいかがでしょうか。
6.
【担当者からコメント】村松克彦さん
マブチ工業さんでお家づくりをされる際には、各工程ごとにしっかりとプロがサポートしてくださいます。
とくに契約後には、村松さんをはじめとする工務の方が担当になって打ち合わせを進めてくれるため、
お家づくりを積極的に取り組みたい方にはとても心強いはず。
「パワーがあるお客さんにいつも自分の力を引き出してもらっているように思います。マニアックな質問をしてくれると喜んで答えます!」と村松さん。
マブチ工業さんに関する詳しい情報はこちらから
登録会社ページ:https://www.enshu-home.com/partner_detail/?posttype=order&id=4514
<過去の記事>
第1回 アールスタジオさんの記事はこちら。
https://www.enshu-home.com/college/15124/
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